2008年11月26日

サララ 〜生きよう〜



新井深絵(Mihye).wmv新井深絵(Mihye).wmvゴスペルシンガー Mihye (=新井深絵)さんの名曲「サララ」〜生きよう〜のプロモーションビデオができましたので、紹介させていただきます。


「サララ」は、こうして誕生しました。

新井深絵さんが大阪のある*インターナショナルスクールで、高校生向けに英語の講師をなさっていた頃のことでした。

(*韓国文化をベースとした国際学校で、在日韓国人、韓国からの子どもたち、日本の子どもたちが通っています。)

最初にこの学校に赴任した時の、新井さんが担当されたクラスの生徒さんたちは、勉強する気がなかったり、自分はダメだと思って諦めていたりで、とにかく無気力な生徒さんがとても多くて、とても大変だったそうです。

韓国から親の仕事の都合でやむなく日本に来た子どもたちは環境の違いにとまどい、在日の子どもたちは、韓国人としてこの日本で生きていくなかでいつも自分自身のアイデンティティに悩み、日本の子どもたちも、日々の厳しい生活の中で悩んでいます。

在日韓国人としての苦しみは、新井さん自身が経験を通してよく知っておられます。日本にいても完全な日本人としては見られず、韓国へ行っても出来そこないの韓国人として見られる。子どもの頃から悩み続け、苦労を重ねてきました。

学校やコミュニティーでは、子どもたちは、それぞれが悩みを抱えていることをお互い理解し合い、支え合い、励まし合って生きています。でも、一人一人になると、子どもは自分に自信がなく、どうせ俺なんか、どうせ私なんか・・・となってしまいます。
新井さんには、そんな子どもたちの気持ちが痛いほどよく解るのです。
新井さんが、子どもたちのことを思うとき、一番心配されたのは、子どもたちの将来のことでした。実際、彼らが社会に出たらどうなるのか? 今は仲間がいる。でも、そのうち仲間たちとは別れなればならない。今でさえこんなに自信のないのに、その自分を背負ってどうやって生きていく? 自分の人生こんなはずじゃなかったって思っても、何とか強く乗り越えてほしい、でもそのためには自分を好きでいてほしい、力があると信じてほしい、そんな思いを抱きながら、新井さんは何とかそんな子どもたちを勇気づけたいと、
ずっと考えておられました。

そんな折り、ふと目についたのが、子どもたちがいつもしているヘッドフォンでした。 彼らも、いっつもヘッドフォンをして歌を聴いてることに新井さんは気づきました。

「そうか歌は好きなんやな。それやったら、彼らを励ます歌を作ろう!」
と思い立ち、できたのが、この「サララ」という曲だそうです。

こういう一節があります。

「生まれてきた力が あなたにあること 目覚めた朝日のなか 心に刻んで」
「あなたのその笑顔が 目の前の誰かを 幸せにすることを 忘れないでいて」

本人は気づいてないけれど、もう既に生きる力は自分の中に宿ってる。
それだけ強い生命力やったからこの世の中に生まれてきたんや。
だから弱くなんかない。ほんまは強いんや。自分の生まれ持った力を信じて!

それに、気づいてないかもしれんけど、あなたの笑顔がどれだけ周りの人たちを
励まし、元気づけ、癒していることか。どうか自分は何もできない役立たずではなく、みんなを幸せにする大きな力をもった尊い存在なんだってことをわかってほしい!

Mihyeさんは、2005年のゴスペルアウォーズでベストソリスト賞をとった実力の持ち主です。歌はめちゃめちゃうまいです。でも、声量や歌うテクニック以上に、この新井さんが素晴らしいのは、彼女が歌に込める温かいハートです。

新井さんのコンサートやライヴに行くと、このサララに限らず、いろいろな歌で、お客さんたちがポロポロ泣いている光景を目の当たりにします。新井さんの熱いハートが、直接聴いている人たちの心に届くのです。

お客さんは、新井さんの愛情こもった歌声に癒され、励まされ、たくさんの元気をもらいます。その歌の歌詞に共感し、また新井さんの笑顔から、愛をいっぱい受け取ります。本当に愛と勇気と希望と元気に溢れています。生きる喜びを思い出すことができます。

この曲のサビの部分は、ハングル語です。それは、日本語しかわからない生徒たちと、韓国語しかわからない生徒たちの両方に、新井さんのメッセージを伝えたかったからだそうです。そんなところにまた、新井さんの愛情を感じます。

サビの部分はこんな歌詞です。

サララ チャギ インセンウル (生きよう 自分の人生を)
ハンコルムル ネーディディゴ (一歩踏み出して)
サランヘ チャギ インセンウル  (愛そう自分の人生を)
クゲマーアルケ ウスミョーオンソ (大きく晴れやかに 笑いながら)

この曲を生徒たちに届けて以来、新井先生と生徒たちの信頼関係は一層深まり、生徒たちは少しずつ自信をつけ、前向きになっていったそうです。

文化祭では、この「サララ」をみんなで大合唱し、卒業式では、生徒たちの希望で、卒業証書授与のBGMにこの「サララ」が採用されました。

卒業式の後で、担任でもないのに(英語の講師でした)生徒たちから教室に来て、一言、話しをしてほしいと頼まれたそうです。そして、新井さんは、教室で「サララ」を歌いました。新井さんも子どもたちも号泣したそうです。

きっと、その生徒たちは、この学校で出会った新井深絵先生という人生の先輩と、この「サララ」を胸に、これからの人生を頑張って生きていくんだと思います。
posted by flyingshogosan at 01:50| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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